【エジプト旅行記】アブシンベル神殿・コムオンボ神殿編
3日目 アブシンベル神殿・コムオンボ神殿編
睡眠中にナイル川を下り、起きたらアブシンベル神殿付近についていました。
アブシンベル神殿はラムセス2世が建てたもの。昔のエジプトのファラオ(王)たちは、自分の偉業を誇示するために神殿を建てレリーフに自慢話を書いたそう。アブシンベル神殿は1つの神殿だと思っていたけれど違っていた。自分のために建てた大神殿と奥さんのネフェルタリのために建てた小神殿の二つが並んでいました。
大神殿の前のラムセス2世の坐像の前にも、ネフェルタリ(奥さん)の像があったので、「とても大事にしてたんだな、王様なのに愛妻家だなんて素敵〜」と感動していた私。後のガイドさんの話で、子どもが王子92人、王女102人もいたらしいってことが判明。なんってこった。中学校ひと学年くらいの規模感。
大神殿内の至聖所の神像には、2月22日と10月22日の2日だけ入り口から朝日が差し込むように計算されて作られてるらしい。ガイドさん曰く諸説あるけどこの日付はラムセス2世の誕生日と王に即位した日と言われてるんだって。
右から太陽神ラー・ホルアクティ、ラムセス2世、王の守護神アメン・ラー、闇の神プタハの順に並んでるんだけど、朝日は闇の神プタハにだけは当たらないように緻密に計算されて作られているみたい。
古代エジプト人の頭の良さに脱帽。どうやって計算して設計していたのだろう。考古学者たちが調べているけれど、正確なことはわかっていないみたい。エジプト史は学べば学ぶほど奥深くて面白路そうだな。
見どころと小話が聞けて旅の充実度がかなり上がるので、ガイドさんはつけるのがおすすめです。つけない場合は他の観光客のガイドさんの話を聴くのもあり。(英語とスペイン語ばかりだったけれど)
アブ・シンベル神殿を観光したあとは、船でアスワンからコムオンボへ。
コムオンボ神殿は、ホルス神と医学の神ソベク神に捧げられた神殿。医学にちなんだレリーフが数多く刻まれていました。ミイラを作るときの道具や当時オペに使っていたハサミやスポンジなど他の神殿と違って独特だった。
ここの神殿でもう一つ有名なのが4200年前の古代エジプト時代のカレンダーのレリーフ。
1年はナイル川の洪水・種まき・収穫の3つの季節に分けられており、今の西暦みたいに1ヶ月は30日3週間で数えられていたらしい。
当時はこの井戸で、ナイル川の氾濫の程度を測っていたそう。この井戸の水位を指標として1年にどのくらい農業ができるのかを判断してたんだって。知恵がすごい。
コムオンボ神殿のソベク神の頭はワニ。それに因んだワニのミュージアムが隣りにありました。
入り口がフォトスポットだったのだけれどめっちゃ光が強くてまともな写真が撮れなかったので、ワニの真似をする私の写真を添えておきます。
ものすごい量のワニのミイラが飾られていたのですが、実際に観に行ってほしいので割愛。
▶▶▶4日目へ続く
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Egypt Nubian Monuments from Abu Simbel to Philae Monuments de Nubie d'Abou Simbel à Philae Nefertari Ramesses II Nagoa Ash Shatb Markaz Kom Ombo, Aswan Governorate